お伽 in インチョン その8

インチョン最終日(5月8日)です。

ここでちょっと「ごぶもり日記」のインチョンシリーズを読み返してみたのですが、いつもとちょっと感じが違いますね。にははははは。
いつもはもう少し、
「どうです? なかなか愉快でしょ?」
って感じで書いているつもり(あくまでつもりです...)なのですが、今回はかなり私的記録になってます。まあ、自分で忘れないよう書き留めておきたい事が多いわけです。申し訳ありません。つまらない箇所はどんどん読み飛ばして構いませんので、よろしくお願いします。

さて、今日は私たちをぜひ昼食に招待したいと言われ、再度事務局の方へ。
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みなさん忙しそうです。扉座の最終日を盛り上げようと必死にがんばっていただいております。
そして、近くの中華料理屋さんへ。
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横内の右隣の人のご招待です。この方もインチョンの演劇関係の実力者で
「ぜひ、来年もインチョンに来て欲しい!」
とのことでした。
ほんとに実現できればと思います。カムサハムニダです。
そして、ちょっとスタバで一服
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韓国は日本に比べてコーヒーを飲めるところが少ないのでですね。久しぶりに美味しいコーヒーを飲みました。
そうそう、事務局でこんなプレゼントをいただきました。
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今回の演劇祭のために、Tシャツと一緒に作られたものですね。なかなかのカーボーイハットです。こう言うの作るとたいていが「あちゃー...」となる時が多いのですが、これはなかなかのデザインだと思います。
Tシャツを着て、これを被ってる写真を撮っておけなかったのが残念です。

ちょっと、ファン先生の事を。
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今回の公演で「チョンガ(正歌)」を歌っていただいています。韓国の古い歌と言うと、パンソリを思い浮かべる方が多いと思いますが、チョンガは宮中音楽なのですね。それに対してパンソリは庶民の歌なのです。
ファン先生はこのチョンガで韓国では第一人者です。
宮中音楽、つまり王様の前で歌われる歌なので、座って歌うのが普通だそうです。立つ事が許されなかったみたいですね。
立って、しかも男と女が抱き合っている横で歌う事など絶対に無いそうなのですが、今回は台本が気に入ってくれたお陰で快く引き受けていただきました。
この「チョンガ」、ほんとに素晴らしいです。一見...一聞の価値はあると思います。
宮中音楽のせいか、韓国の方でも生で聞いた事のある人は少ないそうですが、これを機会にぜひご堪能ください。

インチョン楽日と言うことで、記念写真です。
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全体の集合写真の真ん中におられるのが、この劇場の責任者のチェさんです。今回はほんとうにお世話になりました。気さくで心の温かい素晴らしい方です...ああ...もう...カムサハムニダ!

楽日だからと言って、急にお客さんが伸びる事はわりませんでしたが、それでも、確かに暖かい反応でした。3回ともご覧になったお客さんも何人かいたそうです。
で、終了後、さっそく、バラシ(撤収)です。
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シンプルな舞台だけにあっと言う間でしたね。もちろん、池ちゃんの活躍は言うに及びません。
そして、打ち上げ。
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まだまだ公演は続きますので、とりあえずの打ち上げですね。まあ、ちょっとホッとしたって感じの打ち上げでした。

明日、釜山へと向かいます。
インチョンで私たちを暖かく迎えてくれて応援していただいた皆様に、心よりカムサハムニダ。