岡森諦のおもに稽古場日誌です。
2006年4月30日
昨日、脚本家の蓬莱君が初めて稽古場にやって来ました。
どんな風に仕上がってるんだろうと見学に来たわけですね。
はっきり言って緊張します！
まだ出来てないから稽古してるわけなんですけどね･･･。蓬莱君も当然それをわかっているわけなんですが･･･。なんか「オレが一生懸命書いた本を･･･もっとマジメにやれーー！！」とか怒られたらどうしようと、チキンハートな私は思ってしまうわけです。
断っておきますが、蓬莱君は絶対にそんな事を言う人ではありません。ほんとに話しやすい優しい人です。
稽古終了後、まあ一杯と言うことになったのですが、
この日はあまり近づけませんでした。
となりで、片膝立ててビールを飲む麻理さんに乾杯です！
とりあえず、この３人はやっぱり朝まででした。
こんだけ幸せそうだとしょうがないのかなと思います。
2006年4月28日
煮詰まっております。疲れも出てきました。
ただただ、稽古場に行って、稽古して、帰ってくる毎日です。
なんて言いますか、一番話しのネタも無いつらい時期です･･･。
稽古前の様子です。
相変わらずこの３人は、ほとんど毎日、朝まで呑んでいるようです。
タフなこの３人も疲れは隠せない様子です。
そして３人の中では最年長の有馬君、さすがに胃に来ました。
何も食べる事ができず、とりあえず野菜ジュースをガブ飲みしていました。
その横で元気に中華丼をたいらげる麻理さんです。
彼女は今年に入って公演続きなのに･･･早起きしないかぎりは元気です！
とにかく、食べてる時と呑んでる時は生き生きしています。
しかし、何と言ってもこいつほど美味そうに食べるやつを他に知りません。
今回、演出助手に付いていてくれている川西佑佳こと「ゆうかどん」です。
ほんとに美味しそうに食べます！どんな量でも大丈夫です！
私も少々疲れて、食欲が無かったので、ゆうかどんを連れてトンカツ屋へ行ったわけです。
彼女の食べっぷりを見ていると、いつものミックスフライ定食が５割り増し美味しく食べられました。
ゆうかどん、感謝です！
しかし、このトンカツ屋、錦糸町では一番だと思っているのですが、ちょっと写真の湯飲みに注目してください。「健康の心得 一、お肉より生野菜」と書いてあります。
ステキです！
2006年4月25日
少しネタバレになりますが、今回のお芝居は植木屋の一家のお話です。
で、植木チームは勉強のため、稽古前に作業現場を見学して来ました。
熱心に現場監督の人に説明を聞く犬飼君と岩本君。
この方はうちの若手の上土井君の先輩で、作業工程や注意事項、専門用語などをとても丁寧に教えていただきました。ほんとうにありがとうございました。職人さんたちもかっこよかった！
一方、左端の麻理さん。
もうすっかり飽きてネムネム状態です。まあ、今日は朝も早かったですしね･･･。こういう素直な麻理さんが大好きです！
さて、稽古終了後、マキノさんたちに久しぶりに再会しました。マキノさんたちは今日で錦糸町が最後だったのです。「マリー・アントワネット」の稽古ですね。
マキノさん、奥チン、神農君です。
別にここは一般家庭ではありません。ここが一力です。一力の事はまた別の機会に。
「今日は酔っぱらうでー！」大変に上機嫌なマキノさんでした。でも、阪神の不振は嘆いておられました。巨人が強過ぎますね！にはははは。
ところで、Ｍ.Ｏ.Ｐ.のＩＴ化が気になってたんですが、ＨＰのそれぞれのコーナーがどんどんブログ化されています。
想定の範囲内でした！
2006年4月24日
昨日は山中たけシ君が稽古場に遊びに来てくれました。
たけシ君は今回の「ユタカの月」のパンフレットの責任者だそうです。
「みなさん、僕には優しくしてください。でないとひどい事を書きます！」と曰っておりました。
まあ、べつに優しくはしませんが、ひどい事を書かれたら･･･いじめてやります！
しかし、彼ももうすぐ次のお芝居「愛の賛歌」の稽古が始まる忙しさの中でのパンフレット製作、ほんとに苦労様です。
稽古中の中原三千代です。身長１４２㎝です。今回のお芝居の牽引役ですね。
今回は三千代はしゃべりまくります。マシンガンのようにしゃべくりまくりです。すっごいセリフ量です。しかし、彼女も年です･･･。あまりのセリフ量に付いていけずオーバーヒートを起こしたところです･･･がんばれ三千代！
･･･私はわりと寡黙な役でよかった･･･。
「わたこめ」と言うお好み焼き屋さんです。
渡辺米店が経営してるお好み焼き屋さんです。錦糸町でお好み焼きと言えばここです。
この店は「自分で焼け」方式です。
聞いた話ですが、この方式は元々デートスポットの狙いだったらしいです。結婚前のアベック（わざとです）が差し向かえで、女性がいそいそとお好み焼きを焼き、夫婦ごっこって言うのかな、ちょっとした新婚気分を味わうって言うコンセプトで大阪で大ヒットしたのが始めらしいです。
新妻役の茅野君、もんじゃもお好み焼きも絶品でした。
津村君がどんどん扉座色に染まって行きます！
この日は津村君、有馬君、犬飼君は２時までわたこめで飲んで、３人で例のサウナに泊まったそうです。津村君がどんどん汚されていく･･･蓬莱君、ごめんなさい･･･。
2006年4月22日
稽古もだいぶ煮詰まってきたので、気分転換にみんなで散歩にでかけました。
行き先は２０日にオープンした錦糸町のolinasです。オープニングセレモニーにはあややも来てたらしいです。
ちょっと強い風は心地よく最高のお散歩日和でした。
しかし、錦糸町も変わっていきます。昔はただただディープな町でしたが･･･。ちょっと淋しいです。
でも、まだまだ昔の錦糸町らしさも残っています。
帰りに見つけた「居酒屋 朝まで」。
ここはぜひ、来なければ！と見上げる犬飼君と有馬君です。
私的にはその後ろの「日活想い出酒場」と言うのもかなり気になります。
最後に二人が飲み過ぎて帰れなくなった時の定宿です。
ま、くれぐれも身体は大切にしてください。
二人とももうそんなに若くないんだし･･･。
しかし、最近のごぶもりは写真ばっかりで･･･手抜き･･･。わかってます！
2006年4月21日
先日から全員そろい、やっと稽古も本格的になってきました。
とは言っても、全員そろったらそろったで、
「よし！全員そろったので改めて討ち入り！」
ってことで、さっそく飲みに行くわけです。
さて、この３人左から岩本君、犬飼君、津村君です。
津村君もとても客演とは思えない溶け込みようです。
とにかく、この３人･･･ちょっと危ないです。妙に気が合い過ぎです。この時はちょっと用事でいなかったのですが、ここに有馬君が加わると、最強の酒豪カルテットが完成しそうです。
ところで、犬飼君は最近、買ったばかりのバイクを盗まれ、稽古場まで片道１時間１５分かけて自転車で通っています。ここで犬飼君の右目の上に注目してください。傷があるのがおわかりでしょうか？稽古帰りに自転車で電柱に激突したそうです。もうだいぶ腫れは引いたのですが、前の日の稽古で顔を合わせた時はギョッとするくらい人相が変わっていました。
ほんとにくれぐれも気を付けて･･･。
あ、ちなにみここは一力ではありません。それは改めて。
2006年4月18日
錦糸町の私的に気になるお店を二軒ばかり･･･。
扉座内では非常に有名なラーメン屋です。
ここの長崎ちゃんめんはものすごく美味しいらしいのです。
でも、私はまだ食べたことがありません。
店が開いてた事が無いのです。いっつも閉まっています！！
少し遠回りになるのですが、稽古場の行き帰りはいつもこの店の前を通るようにしています。でも、この店の事を聞いてから早五年･･･一回も開いてた事が無いです。
実際にうちの劇団員でも食べた事があるのはほんの一握りです。でも食べた事のある全員が「絶対にウマイ！」と言い切ります。
ああ･･･食べてみたい！！
「一力（いちりき）」と言う居酒屋です。
稽古場を出るとすぐ横手にあります。劇団員の溜まり場ですね。超アットホームで超リーゾナブルなお店です。
かなりご高齢のおばあさんがなんとか一人でやっているお店です。そのおばあさんの手を煩わせるのはかなり気の毒なので、ほとんどセルフサービスです。出来るときは後片付けもやります。勘定もリーゾナブルって言うより大雑把で自己申告制です。
今はちょっとバタバタしていて、ゆっくりここに付き合ってないのですが、かなりディープな場所なので、今度じっくりレポートします。
2006年4月15日
今日の主役は「稽古場」です。
扉座の稽古場を紹介します。はっきり言っときますが、ぜんぜんりっぱでも広くもありません。
扉座の稽古場はこのような倉庫群の一角にあります。
ここには他にもいろいろな稽古場があって、りっぱな貸し稽古場もあります。ここのどこかに、今、マキノさんや奥チンなんかもいるはずなんですが、まだ会っていません。あの金髪の大きなオジサン･･･目立つはずなんですけどね･･･。
稽古場の入り口です。
曇りのせいもありますが、暗いです･･･。「扉座 ３Ｆ」と書いてあります。
が、見てください･･･。
この階段をズーっと上って行って、
この階段もズーっと上って行って、やっと小さく見えてるのが劇団の下駄箱です。
倉庫の天井は高いですからねー。３Ｆって言っても、絶対に普通のマンションなら６Ｆ分の高さはあると思います。
もう･･･ほんとにね･･･この階段はしんどいです！一日の稽古のエネルギーの半分はこの階段を上るのに使ってる気がします。おまけにトイレは下まで降りなければなりません。できるだけ我慢しています！
で、登り切った、廊下の突き当たりがやっと稽古場です。
ま、こんな稽古場ですが、あるのは本当に嬉しいです。劇団が小さかった頃は公民館とかを渡り歩いてましたからね。どこの劇団も稽古をする場所には本当に苦労してるんです。
とにかく、ここで毎日、ハングリーに稽古にはげんでおります！
「ユタカの月」よろしくお願いします！
演出の茅野君です。
ただでさえすっごい辛いトムヤンクンラーメンに唐辛子をバッサバッサ入れているところです。
彼は元は扉座を代表する役者でした。何度、彼と共演したか知れません。ある時から演出家になっていました。彼とやるのはこれで２本目です。来年も既に１本決まっています。
いやいや、いろいろわからないもんです！
ちなみに私はタイ育ちですが、辛いのとパクチーは大の苦手です。
2006年4月12日
「ユタカの月」の稽古がいよいよ始まったわけです。
えー、ぬるい･･･ぬるいです！
いい感じにぬるい稽古場です。さすがに劇団も長くなると全く焦らないのがいいですね。なんとなく稽古が始まっていくのです。余計な力が入ってないってのがいいです。
ま、ウォーミングアップをしながら週明けぐらいからほんとうの稽古開始って感じですね。
和気あいあいと打ち合わせの風景です。
ここが扉座の稽古場です。私の家からはほんとに遠いです。錦糸町と言う東京の端っこにあるんですが、これがまた駅からも遠いんです･･･。歩いて２０分ぐらいかかりますね。「タクシー禁止･･･タクシー禁止･･･」といつも念仏を唱えながら歩いています。でも、天気の悪い昨日今日と乗ってしまいましたが･･･。
初日の稽古は台本を一回読んで、製作から諸々の連絡事項を聞いてから、即行で居酒屋へ！この辺はどこもかわりません。
大花見大会で全身白塗りで卓球を披露してくれた、うちの若手たちです。
今回は稽古場にずっと付いていてくれて、いろいろと世話してくれてます。で、空いた時間に茅野の指導の元、台本を読まされたりしてます。
その時に、もう･･･ガチガチに緊張してる姿がカワイイ！！台本を持つ手がほんとうに震えています。
がんばれ！
これから、おいおい一人一人紹介していきますね。
なんか･･･あの･･･久しぶりの稽古場日誌で調子が出ないです･･･。
徐々に調子を上げて行きます！
